［加工技術１０］                    A4縦  88.03.30    漢

                最初にあげた３つの大切な条件を実施するために必要となる要素はつぎのようである

                短時間に濃度をあげるためには、染色速度を速くすることである。

                        1.  液の温度を上げる〈昇温〉

                        2.  促染助剤を入れる〈薬品的要素〉

                        3.  生地と染液の相対的動きを速くする〈機械的要素〉

                        4.  生地と染液の量的割合（浴比）を小さくする

                この４つは、染色時間の短縮になり  染料も有効に使えるがこれだけでは染ムラので

                る危険性がある。

                染ムラを防ぐには

                        1.  緩染剤や均染剤を入れる。

                        2.  染液の昇温を効果的にする（昇温コントロール）

                        3.  機械的要素〈前項3.〉が均一な状態で行われること。

                        4.  浴比が少なすぎてもいけない。

                以上一見相反するように見えるが、これらの諸条件がバランスよく保たれて  はじめ

                て優秀な染色ができる。































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